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産業社会と人間 大学模擬授業を実施

10月23日(水) 総合学科1年次生にて、大学の模擬授業(90分1コマ)と専修学校の分野別ガイダンスを実施しました。
5大学+JAXA、専修学校20校+韓国留学で実施しました。


リアクションペーパーへの記入

模擬授業のあとは、リアクションペーパーの作成をおこないました。ただ感想を書くのではなく、何を学び、何を考えたか、その根拠は何かを具体的に記入する。

東海大学~SDGs時代の国際学~
 違いは価値や武器といわれたときに、そうゆう考え方もあるなと思いました。なぜならいつも自分は周りと違うと一緒にしようとしたりしてしまう。
部活も高校で新しい部活に入ったけど、周りの人は中学校と同じ部活だからはじめはうまくできなかったけど、次第にできるように上達できた。挑戦することで、周りと一緒にならなくてもいいんだなと思いました。
 ボルディの猫という説明があって、後先考えずにすぐ行動するとあとから沢山間題ができてしまうんだなと思いました。そして途中であったウガンダの遊びでは本当に言葉がつうじなくても楽しめるんだなって分かりました。
高岡さんお話を聞いて、自分も海外に行き様々な人と関わりたいと思いました。

 初めは世界のSDGsや関りについての講義をしてもらいました。17項目の目標を目指すことで世界的な課題を解決していこうという取り組みでした。私は「人と違うことは価値がある」という言葉が印象的です。大学生の話では、他文化の遊びを教えてもらいました。一番興味深かったのは、難民キャンプの話で戦争や宗教などと言った理由で避難してきた人たちの中にも差別や様々なでき事があることを初めて知りました。ウクライナから来た難民の子の話ではドイツまで行く間に家族や親族が目の前で殺されたり町中に死体が転がっている。これまで暮らしていた町や家、学校が戦争によって壊される、故郷で暮らせなくなるなど心理的な負荷がありPTSDを発症する子がいるという話を聞きました。物資の支援だけでなく心理的な支援が必要だということを考えさせられました。

杉野服飾大学~コルセットの着装体験~
 今回の講義では、古い歴史の衣装について学びました。着せて服について理解しようとした研究者について説明がありました。コルセットとは何かを衣装の中で特に説明してくれました。
 着ることで服をを理解しようとした研究者の話では服のことだけを研究している人では、他のこともやりながら研究していることを知りました。着て動くことで服のことを研究していたことを聞き、実際の生活の中での服の機能について理解することが大切だと考えました。
コルセットの説明では実際に装着したので、目的や機能について実際に体験することができました。
 コルセットは1世紀にわたりずっと使われてきた。コルセットは締めると息苦しさはありますが、お腹が温まったり、姿勢が良くなったりするので使い続けられたのだと思いました。
 「作る」側の研究をしてきた人について調べてみたくなりました。

コルセットは鯨骨または鋼鉄製でできた下着で、鯨骨といってもクジラの口の中のひげということを初めて知りました。コルセットを付けると息苦しさや行動に制限があるのでずっと付けたまま行動するのは怖いと思いました。昔はご飯を食べるときも食べずらかっただろうと思います。しかし美しい姿になるためにはそれも我慢しなければならないと当時の人たちは考えていたということを知りました。ドレスの下にはパニエも履いているので座ることもトイレに行くのも難しいそうです。ヒールが高いのは、昔はトイレが整備されていなく町中にも汚物がありそれを直接踏まないようにするするものだと聞き興味を持ちました。

玉川大学~炭を使ってマイナスカーボンな社会を目指す!?;炭素循環に基づく生態系の理解と活用~
★作物を育てるだけが農学ではありません。農業とは自然の摂理を利用した人為的な行為の一つです。自然の成り立ちを理解することは、環境負荷の小さい持続的な農業につながるのです。自然、すなわち生態系とは生産者・消費者・分解者の様々な生物を含む一定の塊と定義され、まるで一つの生き物のように機能し (生態系サービス) 、私達に恩恵をもたらします。生態系を知るためにはどうすれば良いか、マングローブ生態系や湿地生態系などを例に、不思議な光景の広がる自然の中での調査の様子を交えながら解説します。また、生態系を知るからこそ、その活用方法が見えてきます。私達にとって最も身近な里山生態系を例に「炭;バイオチャー」を用いた最新の活用方法について解説します。スケールの大きな生物学や生物学を農業という視点から学びたい方々に、環境農学科が大切にする「環境・グローカル視点・SDGs」というキーワードとともに講義します。
 生態系という言葉は聞いたことがありましたが、今回の講義を通じて森林の生態系について具体的に説明を聞くことができて良かったです。
 有機物やマングローブのことを学ぶことができました。これまであまり考えなかった森林の中の生物、自然の仕組み、自然の活用の仕方、動植物についてたくさんのことを考えることができる時間でした。生態系のすごさを感じました。森林にはそれぞれ役割があったり、材料の提供、炭素循環、人間との共生、生態系を理解することが大切だと感じました。
 生態系についてこれまでは「食う・食われる」の関係は知っていましたが、大切なのは周囲の非生物的環境だということを知りました。炭素循環によって生態系が保たれているということも学びました。CO2の増加についても土壌有機物や微生物が関係していることを知りました。

国際医療福祉大学~作業療法士と理学療法士~
 今回の講義ではこれからの医療分野について、超高齢化社会とリハビリテーションの役割について学ぶことができました。理学療法は障がいや病気の原因を探ることが必要だとわかりました。TMTテストを実際に行いました。視覚性探索能、遂行機能、注意機能を反映するテストで原因を見つけ分析することにつながるということを体験しました。単に握力を測るのではなく、角度を変えることでどこに不自由があるのかを分析できることを知りました。作業療法や言語聴覚についてもまなびました。日常の生活の作業に関わること全般に関わっておりかなり広い支援が行えると知り興味を持ちました。身体的機能だけでなく、精神的な面にも関わる仕事ということを初めて知り今後調べてみたいと思いました。

 リハビリについて学びました。例として右手に障がいがあり食事ができない人に対するアプローチとして2つある。1つ目はやり方(方法)を変える、道具を工夫する作業療法、2つ目は原因を見つけ治療する理学療法でした。理学療法の方がその原因が取り除かれて回復したときは患者さんにとって喜びは大きいことを知りました。TMTで分かることの一つに視覚性探求能力というものがあって、計算能力や思考の速さについて知りました。伸張反射について関心を持ちました。

法政大学~文化論的視点から~
 英語には敬語があるという点にとても関心がわきました。日本語は主観的な話し方があるが、英語は客観的に話すことによる違いがある。日本語は内の視点に対して英語は外の視点で話すという違いがとても面白かったです。共通点としては一つの接続語がなかったり異なることで意味が変わる点です。相手によってや状況に応じて強すぎない言葉の選び方を考えていきたいです。
 苦手な英語が文化論的視点の説明で少しすっきりしました。
 丁寧表現にすると日本語も英語も否定的な表現になるなど類似点があることがわかりました。しかし英語は配慮や丁寧さに複雑な段階性があり「敬語」という限られた単語だけでは不十分だということがわかりました。

JAXA~宇宙科学~
物理は好きだけど得意ではない。視点によって物の見方や考え方が変わることを学んだ。水が無重力だと球体になることは知っていたが、物体が入っているとその物体は中心に移動するということを初めて知った。暗記や計算で正解を出すことも大切だが、自分で考えることが大切という点を繰り返し伝えてくれたことが印象に残っています。実験では「どうなるか」だけでなく「どうやったらそうなるか」という仕組みや過程まで考えることが大切ということを知ることができました。


2025年入学者より新しいコースを設置します。
リーダーズ・アカデミーは、【キャリア×学習支援】がコンセプトになります。
今回の大学出張講義のような「学問」とは何か?や「フィールドワーク」「合宿」も行います。