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第29次(通算63次)旭丘全学教育研究集会第2部&第37次全学協議会~生徒会・全学代表制~

2024年11月16日(土) 旭丘高等学校城内キャンパス(第一校地)ホールにて全学教育研究集会および全学協議会が実施されました。
◎開会の言葉
◎生徒会特別報告
◎各パートからの発言と討議
 ○生徒会代表 ○PTA父母・保護者の代表 ○父母懇談会旭丘支部の代表
 ○同窓会・卒業生の代表 ○教職員(組合の代表) 
 ○理事・評議員の代表 ○全国私教連・神奈川私教連の代表
 ○地域の諸団体の代表
◎まとめと学校づくりの課題
★コーディネーター:水野浩理事長・学園長・学校長

生徒会総務からの活動報告

修学旅行・文化祭・私学助成署名・高校生交流と多岐にわたる報告となりました。生徒が生徒の意見を表明する場、何を感じ、何を学んだのかを自分の言葉で外言化する力は将来の必ず役に立つ力となります。

この生徒の報告を受けて、そこに参加した「生徒」・「保護者」・「教員」がさらに自らの体験や考えたことを発言していきました。

~感想・学び~

(1年生徒A)今回の全学協議会では前回に比べ、自分自身やHRに当てはまる活動が評価されており、嬉しく感じます。また、私たちだけでなく、生徒委員やリーダーとして活動する中で出会った他クラスの先輩等の頑張っていると話していたことが評価されており、先生方や総務の皆さんがしっかり私たちの努力を見てくれているんだなと思いました。例えば私学助成運動について、生徒が自主性を持って取り組んでいた。ということは、私も感じていたことでした。そのことに関して後藤先生も話してい
ましたが、一学期に比べて各クラスのリーダーたちが総務と同じ目標を見れているからこそ、それが主体性を持ち、より良い学校づくりに尽力できているんだと思います。
 そして、今回は初めて発言させて頂く機会がありました。文化祭について話させて頂いたのですが、全然言い足りないことも多く、至らない点ばかりでした。しかし、何よりも、一学期と比べて胸を張り堂々と「こんなことを頑張って、こんなことが難しかったんです」と話せたことで、私もこのリーダーの一員なんだと感じることができたし、成長できたと思います。
 先輩方に関しては修学旅行について等これから経験する行事についての発言が多かったのですが、聞くだけでも取り組みがすばらしく、何よりも一年生と違くところは、全体が責任感を持って行動しているところだと感じました。でなければ、話していた取り組みは実現できないと思うし、心からうらやましいです。そうした学年にするためには、これからどうしたら良いのか、しっかりと考えて行き、人としても学年としても先輩方を越えられるよう努力しようと思います。

(3年生徒B)
今回の全学協議会では、生徒会の活動報告を中心に生徒、父母、先生たちで議論しました。個人的には夏休み後の活動を振り返るきっかけになりました。最初は修学旅行のことを改めて思い出すことができました。長崎に行く意味であったり、生徒委員の高橋さんが「実際に訪問してみないと戦争の恐ろしさや平和について考えることができない」と話していて、とても共感しました。改めて平和のあり方を先生の話によって考えることができました。
 文化祭に関しては、生徒たちの発言を聞いて、本当に文化祭が成功してよかったなと思いました。特にベーシッククラスの生徒から本当に楽しかったと聞いて、総務としても嬉しかったです。文化祭で質の良いものを作るには、文化祭前にある社会見学や修学旅行で頑張った成果が必要なのだと思いました。
 私学助成では、この署名の大切さを実感し、この活動に約2年間貢献することができてよかったです。そのほかにも発言の中にあった、今ある平和を大切にしないといけないとうのは本当にそうだし、当たり前のことではないと感じました。
 私にとって最後の全学協議会かもしれません。最初の全学協議会はとても苦手意識がありました。その時はまだ旭丘のこと、総務のこともよく分かっていなくて何を発言していいか分かりませんでした。色々な大きな会議などを通して、自分の意見をこんなに認めてくれるこの環境がとても好きになりました。毎回の会議、とても色濃いものになりました。この会で私もとても成長できました。

(1年生徒C)
自分は全学協議会に2回目の参加をさせてもらって、1回目は体育祭と各学年、学科の取り組みの報告、今回は修学旅行や文化祭、私学助成署名運動の報告をしてもらい思ったことがありました。この全学協議会では学校のリーダー核の生徒だけではなく、教職員の方々や父母代表の本音を聞けるというのはとても貴重なことですし、旭丘だけにしかない特別な討議だと思い、参加してよかったと思いました。
 今回の報告の一つであり修学旅行の話というのは、来年の修学旅行に活かせる話を聞けたり、どういう行動をすることで成功するのかを具体的に理解することができてとても嬉しく思いました。
 1学年総合学科では、現在、私学助成署名運動に対してかなり力を入れていて、学年委員会では「全HRが未提出者0人をなくそう」という独自の方針を立てました。これは1学年総合学科が私学助成署名運動は意味のある活動だと理解したと共に、私学無償化になってほしいという強い思いをもって取り組めているので良いことだと思います。
 今回の文化祭では自分のHRや仲の良い友達、知り合いのいるHRの課題成果しか分かっていなかったのですが、今回の全学協議会に参加したことにより、全校生徒の取り組み、報告を聞けて本当に良かったと思いました。今後も学年の代表として頑張っていこうと思いました。

(保護者A)
毎回、全学教研・全学協議会に出席して思うことなのですが、生徒さんたちの成長に驚かされます。
 今回、修学旅行の報告の中に「洗脳」という言葉がありました。そして、これがとても恐ろしい戦争を肯定してしまうものであるとも。これに気がついて、戦争や平和について事前学習をして知識を得た上で、今自分たちはどんな世界にいるのか平和を実現するには自分たちは何ができるのか…を自分で考えられる、またそういう風に指導していく(自己変化)先生たちの取り組みがいつも素晴らしいと思っています。そこから、旅行という非日常を成功させるための日常生活への変化、取り組みも生徒が決める、それができるようになる。それがいつもとても素晴らしいと思います。

(保護者B)
 今回は「対話」について考えることができた。自分だけではない、自分のHRだけではなく学年のつながりが大切で、今それがあると聞いただけで、嬉しく思う。
先生もそれを熱く自信を持って報告できる。その環境にいるだけで感謝を持てる。
 方針を決めて、広げて考えて、統括して、また次に生かしてからの繰り返しで成長、吸収していくことがたくさんで、子どものみではなく、親としても吸収していけると思う。もっと多くの人に先生、子どものつながりを知ってもらいたい。毎年関わる人(生徒、保護者)が代ると考え方が違ったりもするけど、ベースがしっかりしているので、今の私たちも次世代につなげて行きたいと思う。
 自分の思いや意見を言えて、言えるように成長していける、この学校が大好きです。